青梅の家
青梅市に建つ、ご家族3人のための家の計画。
敷地は東京都青梅市。
住宅が増えており、東京のベットタウンとして年々開発が進んでいる場所である。
お父様とお母様が住む土地の一角が計画地である。
お父様は昔からこの場所に住んでおり、子供の頃には竹藪だったというお話を伺っている。
この話をいただいた時、この平屋の建物は物置として使われており、隣に2階建ての母屋があり現在はこちらにお住まいになっている。
今回、お施主様ご夫婦とお子様(孫にあたる)のために、その小屋を取り壊し、子供世代のための家の設計をすすめている。
今では少なくなってきているお父様世代、お施主様世代、そして孫世代3代で同じ土地に住み続けていくための家である。
設計のポイントは3つ。
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- 環境に配慮した住宅とすること
- →基礎蓄熱、高断熱、高気密の使用とし、可能な限り冷暖房を使用しない住宅とする。
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- 母屋との関係に配慮した住宅とすること
- →子供部屋、窓や玄関の位置を調整し、母屋との行き来などが簡単にできるような住宅とする。
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- シンプルな木造住宅とすること
- →形状はもちろんのこと、軸組も含め簡易的な架構とし、無理のない構造計画で地震等に対し安全な住宅とする。
設計:杉山英知(スタジオエイチ)
構造:桑子亮(桑子建築設計事務所)
木造
地上3階建て
延べ床面積109.32平米
撮影:たかはしじゅんいち
家具, 建築