高砂の家

高砂に建つ、二世帯のための計画。
東京の下町に昔から暮らしている親世帯と、一度は高砂を離れた子世帯のための二世帯住宅。

昔から住んでいたいた土地にある古い平屋建ての家を、二世帯のために平面規模は変えずに2階建ての住宅へとしています。

設計のポイントは3つ。

  • 環境に配慮した住宅とすること
    →基礎蓄熱、高断熱、高気密の使用とし、可能な限り冷暖房を使用しない住宅とする。
    高断熱、高気密でベースを作り、1階は床置き型エアコンを設置。2階には床暖房を設置。
    実際は小さなエアコンを各階で一つつければ全部の部屋が暖かくなるほどの住みやすさを
    実現しています。
  • 両世帯の関係に配慮した住宅とすること
    →2階床には防音性に優れた仕様としています。
    また、水廻りは各階同じ位置に配置するようにし、下階に音が伝わりにくくなるような
    計画としています。
  • シンプルな木造住宅とすること
    →形状はもちろんのこと、軸組も含め簡易的な架構とし、無理のない構造計画で地震等に
    対し安全な住宅としています。
    仕様もこだわるところとこだわらないところにメリハリをつけ、見た目にも価格的にも
    バランスのとれた家になっています。

設計:杉山英知(スタジオエイチ)
構造:桑子亮(桑子建築設計事務所)

木造
地上2階建て
延べ床面積224平米

撮影:たかはしじゅんいち

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